アボカドオイルとは?? ②
2020.08.09
こんにちは、協同食品株式会社(グルマンクラブ)の山野井です。

先日、梅雨が明けたと思いきや、猛暑の毎日で熱中症対策もしなければならなくなり大変ですよね。

前回に続き『アボカドオイル』についてのテーマになりますが、
今回は弊社で輸入・販売している『アボカドオイル』についてご紹介しますね。

弊社では、2種類のアボカドオイルを輸入・販売しております。

1. リーシアンアイル アボカドオイル 250ml



本品は、ニュージーランドの北島西部で自然に熟成した『ハス種』のアボカドを100%使用した
天然のコールドプレス(45℃以下で抽出)オイルです。



・『アボカドヴァージンオイル』とよばれ、鮮やかな緑色と新鮮な風味を持つオイルになって
 おりますので、サラダドレッシングやお料理の仕上げなどにご利用いただけます。

・また、バターの代替えとして加熱用としてもご使用いただけます。

・収穫したアボカド果実を洗浄後、丁寧に皮と種を取り除いた果実をコールドプレスされます。

・アボカドには果実の成熟度にもよりますが、14〜25%のオイルが含まれており、
 本品1本(250ml)生産するのに、13〜14個のアボカドを使用しています。

2. カサ・アルバート アボカドオイル 500ml



今回ご紹介したいのは、こちらのタイプで、上記1.の『エリーシアンアイル アボカドオイル』は、
輸入・販売してから10年以上となり、定番となっておりますが、これまでの『アボカドヴァージンオイル』
といわれる未精製オイルに対し、本品はクッキング用として手軽にご利用いただけるよう精製したオイルと
なっております。



カサ・アルバートは、元々スペインのオリーブオイルのブランドであり、弊社でも業務用を中心に販売しており
ますが、近年先進国を中心に健康ブームでのお客様からのニーズに対応すべく、オリーブオイルの精製技術を
応用してつくりあげた『精製アボカドクッキングオイル』です。



前述の『アボカドヴァージンオイル』は高価になりますので、『サラダドレッシング』など風味を活かすので
あればおすすめしたい一方、『精製アボカドクッキングオイル』は安価で使い勝手がよく、栄養素や性質も
変わりなく、発煙点が他の食用油と比べ、約255℃と高いので、揚げ物などの高温調理から炒め物、
もちろん『アボカドヴァージンオイル』同様にドレッシングやソースづくりにもご利用いただけます。



3. アボカドオイルは、オレイン酸だけではない!?

前回、アボカドオイルに含まれている脂肪酸についてお知らせしましたが、あのオリーブオイルよりも
多い一価不飽和脂肪酸の『オレイン酸』が多く含まれております。また、アボカドオイルにもビタミンA、
D、Eを含んでいます。

特にビタミンEは、テーブルスプーン1杯(5ml)で、1日摂取量目安(RDI)の10%(参考値)を
摂取できるといわれています。



. カサ・アルバート スペイン産 クッキングアボカドオイルの脂肪酸組成について




数値は分析値であるため、検体によって前後しますので、飽くまでも目安になりますが、
『アボカドオイル』の栄養素がいかに健康によいかおわかりになるでしょう!

飽和脂肪酸:14。2%  一価不飽和脂肪酸:71.4%  多価不飽和脂肪酸:14.4%

※ 詳細について(基準値)

  ・パルチミン酸(飽和脂肪酸):5〜25%
  ・ステアリン酸(飽和脂肪酸):3%以下

  ・オレイン酸(一価不飽和脂肪酸 オメガ9):50〜74%
  ・パルミトレイン酸(一価不飽和脂肪酸 オメガ7):12%以下

  ・リノール酸(多価不飽和脂肪酸 オメガ6):6〜20%
  ・α−リノレン酸(多価不飽和脂肪酸 オメガ6):3%以下

5. 揚げ物に使うオイルは発煙点がポイント!

オイルは高温になると酸化が進むといわれております。
つまり、発煙温度を超えて高温になることで、オイルの分子構造が不安定になり酸素分子と結合する
ことで過酸化物質を発生させ、オイルが劣化するということです。

すなわち、発煙点が高いオイルを揚げ物に使うと長持ちするというわけです。

ちなみに、揚げ物を調理する時の最適な油の温度は、約175〜190℃といわれています。



菜箸を軽く水で濡らした後にふきんで拭き取った後、加熱した油に入れた時に細かい気泡がたくさん
出る状態です!!

※ 主な食用オイルの発煙点 【単位:℃】 (出典:Baseline of health foundation)



【画像クリックすると拡大します】

アボカドオイルは発煙点が255℃と高いので、揚げ物などの高温調理に適しております。
オリーブオイルで揚げ物を調理した時と同様にカラッと仕上がりますよ!!




〜まとめ〜

いかがでしたでしょうか。

アボカドオイルもオリーブオイルと同様に未精製の『ヴァージンオイル』は、
フルーティで芳醇な香りが特徴ですので、ドレッシングやお料理の風味づけ、ソースづくりには
適しておりますが、揚げ物などの加熱用に使用するのはもったいないですよね。

また、オリーブオイルに比べ、世界的に原材料収穫量が10分の1と少ないといわれるアボカドオイルは
割と高価なので、このような精製技術を使って揚げ物にまで使用できるような価格になりますと
お手軽に使用できるので、嬉しいですよね!

ではまた!!

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2020.08.09 20:30 | 固定リンク | 健康
アボカドオイルとは?? ①
2020.08.02
こんにちは、協同食品株式会社(グルマンクラブ)の山野井です。

久しぶりとなりますが、またよろしくお願い申し上げます。

さて、今回はオリーブオイルに続くヘルシーなオイル『アボカドオイル』です。

アボカドオイルは自然なアンチエイジングに適した植物性油であり、
その特性から美容・健康に関する雑誌やインターネット記事などで
取り上げられ、着目されています。



★ 『アボカドオイル』使ったことありますか?

アボカドオイルはオリーブオイルよりも生産量が圧倒的に少ないオイルなので、
まだマイナーではありますが、健康的な一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が
オリーブオイル(66.8%)より高い69.0%(メーカー調べ)含まれております。

★ アボカドオイルに含まれるオレイン酸

アボカドは、中央アメリカが起源とされ、すでにご周知のとおり『森のバター』
とよばれるほど、脂肪分と栄養価が高く、『最も栄養価の高い果実』として
ギネスブックに登録もされており、古くから『果実の王様』とよばれておりました。

アボカドには『オレイン酸』が豊富に含まれ、以前にも脂肪酸に関するコーナーでも
取り上げたとおり、血中のいわゆる善玉コレステロール(HDL)の値はそのままで
悪玉コレステロール(LDL)の値を下げる働きがあり、動脈硬化のリスクを低下
させる他、胃もたれを予防したり、便秘も改善されるといわれております。

また、美容などで注目を浴びている『パルミトレイン酸』も少しですが含まれており、
肌の再生を促す効果があるといわれています。

さらに、多価不飽和脂肪酸である『リノール酸』もバランスよく含んでおり、
ヘルシーオイルとして定着したオリーブオイルと同等の効果が期待できます。



★ 以外と身近に存在するアボカドオイル

アボカドオイルに含まれている脂肪酸の特性から自然化粧品で広く使われており、
皮膚の生理的柔らかさと水分補給を回復すること(いわゆる保湿効果)を目的とした
化粧品の貴重な成分となります。

特に乾燥肌や成熟肌、あれ肌に適しています。



〜まとめ〜

アボカドオイルは、オリーブオイルと同様にとても健康に良いオイルですが、
世界的に生産量が少なく、弊社でも20年以上前から輸入・販売をしておりますが、
オリーブオイルに比べてまだまだ輸入量は少ないです。




しかし、健康志向が高まる現在、年々輸入量が増えてきており、
昨年末にはさらに使いやすいアボカドオイルを発売し、
タイプが異なる2種類をご用意しておりますので、次回紹介しますね。



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2020.08.02 15:00 | 固定リンク | 健康