マダミアナッツオイルの脂肪酸について
2019.09.30
こんにちは、協同食品株式会社(グルマンクラブ)の山野井です。

今回は健康オイルとして徐々に人気が出てきている『マカダミアオイル』を紹介します。



『マカダミアオイル』はその名のとおりマカダミアナッツのオイルです。



コールドプレス製法で抽出されたオイルは、ほのかなナッツの風味があり
サラダドレッシングや製菓材料としてもご利用いただけます。



エリーシアンアイル マカダミアオイル 250ml



● 豊富な一価不飽和脂肪酸

マカダミアオイルの脂肪酸は、オレイン酸やパルミトレイン酸などの一価不飽和脂肪酸が
約8割と豊富に含まれており、その中でも弊社取扱いの『エリーシアンアイルブランド』は
オレイン酸が62.1%、パルミトレイン酸は16.8%も含まれています。

以前にもご紹介しておりますが、オレイン酸は血中の善玉コレステロール(HDL)値はそのままで、
悪玉コレステロール(LDL)値を下げる働きによって、動脈硬化のリスクを低下させたり、
胃腸の調子を整えたりするほか、小腸で吸収されにくく大腸まで届きますので、腸の働きも良くして
便秘の予防になるともいわれています。

また、オレイン酸は抗酸化作用があるので酸化しにくく、
ガンの原因となり得る過酸化物質を作りにくくするはたらきもございます。

一方『パルミトレイン酸』は、昨今注目されている『オメガ7(nー7)系脂肪酸で、
人の皮脂にも約1割含まれております。しかしながら、これが加齢とともに減少して行きます。

マカダミアオイルはもともと美容などで使用するキャリアオイルとして知られており、
肌への浸透性の高さが特徴で、肌の再生を促す効果があるということから、私自身も約3ケ月
塗り続けていたで角栓が取れた経験があります(当然ながら個人差等があると思います)。

また、パルミトレイン酸は血管内まで入ることができるため、血管を強化するはたらきもあると
いわれており、高血圧や脳卒中予防などにも良いとされております。

マカダミアオイルのパルミトレイン酸の含有量は、他の植物油より非常に高く、お料理や美容など
さまざまな用途にご使用いただけます。


● 高温加熱調理が可能です。

マカダミアオイルの発煙点は186℃、発火点は330℃といわれています。

よって、マカダミアオイルは高温加熱調理が可能で、しかも酸化しやすいといわれる
リノール酸含有量が非常に低い(ちなみに、エリーシアンアイルブランドは、2.1%)ので、
酸化しづらいことも大きな特徴です。


● まとめ

いかがでしたでしょうか。弊社もマカダミアオイルを取扱いはじめてから約20年になりますが、
これらの理由により人気の衰えを感じさせず、輸入実績を伸ばしております。

あなたもこの機会に是非、お試しになりませんか(*^-^*)

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2019.09.30 17:55 | 固定リンク | 健康
「サンバルゴレン」とは??
2019.09.05
こんにちは、協同食品株式会社(グルマンクラブ)山野井です。

このたびの九州地域豪雨災害にて被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

大阪もここのところ毎日午後になるとゲリラ豪雨になっております。

さて、先日お客様より「サンバルゴレンの素の取り扱いはありますか?」という
お問い合わせをいただきました。どうもありがとうございます(*^-^*)

実は、私が以前営業をさせていただいていた約12年の間において3~4回同様の
お問い合わせをいただいたことがあります。

しかし、当時無知な私はお客様に申し訳ない気持ちで「弊社での取り扱いはございません。」と
お断りをしておりました。

このことを今でも覚えており、今回お問い合わせをいただきましたことをきっかけに
「サンバルゴレン」について調べました。

サンバルゴレン

去る4月3日に、インドネシア料理の基礎調味料のコーナーで「サンバル」について
ご紹介しましたが、「サンバル」は、赤唐辛子をベースに香辛料などを混ぜた辛味調味料で、
現地の家庭やレストランなど一般的に料理に合わせて手作りします。



「サンバル」の種類はたくさんあり、以前弊社スタッフがインドネシアに訪問した際に
サンバル専門のレシピ本を購入してきたので、拝見したところナント、76種類もあってビックリ!!

















また、「ゴレン」はインドネシア語で「炒める」という意味なので、
直訳すれば「炒めたサンバル」となりますが、「サンバルゴレン」とひとことでもさまざまな種類が
あることがわかりました。

※おもなサンバルゴレン

 ・sambal goreng daging(肉のサンバルゴレン)
 ・sambal goreng kentang(じゃがいものサンバルゴレン)
 ・sambal goreng tenpe(テンペ=大豆の発酵食品 のサンバルゴレン)
 ・sambal goreng ayam(鶏のサンバルゴレン)
 ・sambal goreng tahu(揚げ豆腐のサンバルゴレン)
 ・sambal goreng udang(えびのサンバルゴレン)
 ・sambal goreng ikan(魚のサンバルゴレン)
 ・sambal goreng tumis(イカのサンバルゴレン)
 ・sambal goreng telur(卵のサンバルゴレン)        等々。

 いわば、サンバルゴレンを辛味調味料として使用した料理となりますね。

ちなみに、日本に輸入されている「サンバルゴレンの素」をさらに調べ、参考レシピから
どうもバリ島で広く食べられている「鶏のもつ煮込み」のことを指すらしく、
現地では「sambal goreng ati(サンバルゴレン アティ)」とよばれているようです。

トマトとココナッツミルクとサンバルが合わさったソースで、炒めた鶏もつとフライドポテトを
具材に作るようで、弊社製品の場合は意外にも「ナシゴレンの素(インドネシア炒飯の素)」で
作れることがわかりましたよ(*^-^*)

1から手作りすると大変で、サンバルゴレンの材料だけでも、ココナッツミルク、
唐辛子(数種類)、砂糖、食塩、にんにく、エシャロット、トマト、植物油、キャンドルナッツ、
ガランガル(東南アジアではポピュラーな生姜の一種)、レモングラス、白コショウ、発酵えび 等を
揃えなければなりません。

一方、今回ご紹介の「コキタのブンブ・ナシゴレン(ナシゴレンの素)」は、唐辛子、トマト、
エシャロット、砂糖、食塩、植物油、レモングラス、ガランガル、にんにく、えびペーストなので
「これは使える!!」と思いました。

コキタ ブンブ・ナシゴレン マイルド 60g袋





では料理にチャレンジ(*^-^*)

※材料
 コキタ ブンブ・ナシゴレン マイルド(ナシゴレンの素)、鶏もも肉、鶏砂肝、鶏レバー、
 野菜(今回はフライドポテトは使わず、キャベツ・たまねぎ・にんじん・きのこ類が入った
 ミックス野菜を使用した)、ココナッツミルクパウダー、食用油

※作り方

① フライパンに食用油をひき、一口大にカットした鶏もも肉、砂肝、レバーを炒める。


② 表面がキツネ色に変わったら野菜を入れる。


③ 野菜がしんなりとしてきたら「コキタ ブンブ・ナシゴレン」を入れて、よく混ぜる。


④ 調味料が具材に馴染んだら、ココナッツミルクパウダーを入れます。
  ココナッツミルクでももちろん大丈夫ですが、野菜から水気が出ますので・・・
  というか、手元になかったのです(・_・;)
  あっ、ココナッツミルクパウダーを使うのであれば、ダマにならないように注意が必要です!
 
  なお、ココナッツミルクの量はお好みによりますが「ブンブ・ナシゴレン」60gに対し、
  ココナッツミルクパウダーを30g使用しました。
  液体のココナッツミルクなら100mlくらいが目安です。


⑤ ひと煮立ちしたらできあがりです。調理時間は20分くらいでした。
  あまり煮込んでしまうと具材がかたくなってしまうので注意してね(#^.^#)




さて、肝心の味ですが、ココナッツミルクの風味と野菜の甘みがマッチしていて、ごはんとの相性も
とてもよかったのですが、「ブンブ・ナシゴレン」がマイルドな味になっているので、日本人には
ちょうどいいかもしれませんが、もうちょっと辛味が欲しかったなぁ~!!と・・・。

本場バリ島のサンバルゴレンにするのであればサンバルアスリで辛味を加え、ケチャップマニスを少し
入れてコクを出すなど、次回またチャレンジしたいと思いますので、乞うご期待(*^-^*)

ABC サンバルアスリ 335ml


ABC ケチャップマニス 600ml


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